修了しました
私は東京都立産業技術大学院大学、通称 AIIT に通っていました。この春、修了することができました。
AIIT について
AIIT は社会人向け大学院で、3 つのコースがあります。
- 創造技術コース
- 情報アーキテクチャコース
- 事業設計工学コース
私はこの内の「情報アーキテクチャコース」に在籍していました。
なにをしたの
1 年目は講義を受けていました。修士は単位を取らなければならないので、1 年目で全部取りきるという設計になってます。
2 年目は プロジェクトベースドラーニング(PBL)といったプロジェクトをやってました。私のところはアジャイルのプロジェクトチーム(PT)で、スクラム開発について学習しながら開発をしていました。
開発したプロダクトは「化粧品の廃盤品に対する代替品をレコメンドするシステム」でした。データの問題と単純な工数の問題で、あまりうまくはいきませんでしたが、一応プロダクトとしては形になりました。
プロダクトは Web で提供する形としていて、API は Rails, FrontEnd は Next.js の App Router 使っていました。 App Router をリリースから 1 ヶ月後くらいに使い始めるなど、チャレンジングな要素も加えていました。
AIIT と PBL から得たもの
まず自分のソフトウェア分野における専門性が定まりました。
学部は数値計算や力学系を学ぶところにいたため、ソフトウェアにおける専門性は皆無でした。もちろん、実務経験があったので技術的なところに大きな不安があったとかではないのですが、学位を取ることでソフトウェアの人であることを正式に示せるようになったのは大きいのかなと思っています。
また、PBL という一年間のプロジェクトでスクラム・アジャイルとという門外漢のテーマを持って取り組めたことは良い機会でした。 アジャイル・スクラムを学ぶ以前は、スクラム開発手法が有効な手法であることはわかっていましたし、理解しようとしていましたが、専攻として選ぶほど情熱があったわけではありませんでした。むしろ、Web 技術に集中したいという気持ちがありました。
しかし 1 年間の活動と学習を通して、体系的なアプローチとコミュニケーションの重要性がより明確になりました。やはり経験することでわかることがたくさんあり、本を読むだけでは得られないリアルな体験を得られたのが本当に良かったと思っています。
またアジャイル・スクラムの有効性を多くの人に説明したくなったので、 アジャイルノートとしてまとめています。まだ半分程度しか書いていませんし、構成はたぶん変えます。
AIIT を他人に勧めるか
ところで、AIIT は社会人向けの大学院です。
学位のほしい情報系の社会人が大学院に通うとすれば、現実的な選択肢としておすすめします。
理由としては
- 単位を入学前に取っておける「単位バンク制度」があり、単位が足りずにギブアップしてしまうリスクを減らせる
- 長期履修制度がある
- 入試がたくさん行われていて、何度もチャレンジできる
- 扱われている分野の幅が広く、情報分野に関する様々な講義がある。
というところが挙げられます。
また以下のような方には積極的にはおすすめしないかなと思います。
- 学術研究をしたい人
- 5 年間通って Ph.D を取りたい人
今後について
せっかくアジャイルを勉強してきたので、Web FrontEnd とともに自分のキャリアの軸として据えてみようかなという気でいます。